アラスカ物語

アラスカのモーゼと言われた

日本人フランク安田。
 
もう偉人としか言いようがないです。
 
明治元年  宮城県石巻町に生まれ、15歳
で両親を失った。
 
今は、二十歳で成人だが明治の頃は
15歳で大人扱い。故郷を離れ苦労を重ねて行く。
 
その苦労が尋常ではない。
 
フランク安田という偉人の名前は、
知っては、いましたが詳しくは知りませんでした。
 
まだ武士道精神がのこる明治の時代。
他を生かすために、努力を惜しまない姿は国境を越え、
人種を越え人々に知られて行く。
 
アラスカでの、サバイバルの話しも鬼気迫る。
ユーコン川の蚊は有名な話ですが、普段から蚊に刺されまくる自分には
耐えられそうにない。
 
また犬橇の話も度々出てくるが、犬橇は、犬好きの自分としては、一度は、いつかはと思う。
 
日本人の根本にある精神を知り、困難を乗り越えていく力をくれる一冊と思います。
 
そして一気に読み進めてしまう一冊です。